就活生必見!人事担当者が語る「面接の苦手意識」解消法

2017/01/30

「面接」は就活生にとって永遠のテーマと言っても過言ではありません。
PCをはじめ、スマホやポータブルゲームの普及により会話が減ってきているのは社会問題のひとつでもあります。
そんな世代に生まれた就活生にとって、社会人と話すことは人事担当者が思う以上にハードルが高いのかもしれません。
そんな悩みを抱える就活生のみなさんに、人事担当者としてアドバイスを送らせていただきます。

苦手意識を克服したければ、面接を「シンプル」に考えよう!

面接はただの会話のキャッチボール

学校やアルバイト先などでも、初めて会う人には自分を紹介(=自己紹介)しますよね。
そして、なぜこの学校を選んだのか、なぜこのアルバイト先にしたのか(=志望動機)。
じつは、ふだんの会話でも使われているこの2つを自分の言葉できちんと話すことができれば、あとは面接官からの質問に対してご自身のことを話すだけでいいんです。

面接官が聞きたいことは「自己紹介」と「志望動機」

自己紹介と志望動機には、面接官にとって聞きたい情報が隠れています。

自己紹介・・・あなた自身がこれまで何をしてきて、何を得たか。
志望動機・・・この会社で何をしたいのか。なぜこの会社なのか。

入社後の仕事は、よほど専門性の高いものでないかぎり社会人になってからでも出来ます。
つまり、面接官が聞きたいのは「御社で○○の仕事がしたい」ではなく、学生時代の経験から○○に興味を持ったので、御社で将来○○の仕事をしていきたい、という「ストーリー」なのです。

そもそも面接ってなんのためにやるの?

面接には種類と目的がある

まずはオーソドックスな3つの面接についてご紹介します。

○個人面接

面接官と1対1で行われる形式です。
企業によっては1次面接から個人面接を行う場合もありますが、多くは2次面接以降で行うことが多いようです。
集団面接とは違い、ひとつひとつの質問が深く掘り下げて聞かれるので、
自分なりの考えや意見を持って話しているか見抜かれるのも早いです。

○集団面接

一次面接などに多い形式です。
いかに自分の印象を残せるかがポイントになりますが、ほかの学生が回答しているときの態度や表情なども見られていますので、わりと難易度高めです。

学生の人数は3~5人程度のものが多く、時間も人数に応じて30~60分くらいとさまざまです。一人あたり10分程度の時間が与えられることが多いようです。

まとめると、

(企業側のメリット)
・短時間で多くの学生と会うことができる。

(就活生側のデメリット)
・話し方や姿勢、表情など他の就活生と比較される。
・一人あたりの持ち時間は限られているので端的に話すことが必要。

集団面接だからと言って、面接官からの質問内容は個人面接とさほど変わりません。
集団の中で自分の伝えたいことをしっかり話せるか?がポイントです。
他の就活生を意識してしまうのは仕方のないことですので、なるべく自分の伝えることに集中して自己PRできるようにしましょう。

○グループディスカッション面接

あらかじめ与えられるテーマについて討議する形式。
リーダーシップや協調性、配慮性などを見ています。仕事はチーム(組織)で動かすものなので、とくに組織力を重んじている企業では活用している傾向にあります。
ここでは、チームにプラスになる自分の役割を探せるかどうかがポイントです。

●リーダーシップ
メンバー全員がテーマに対して当事者意識を持てるようコントロールしていく役割。

●協調性
チーム内で意見を言いやすい雰囲気をつくっていく役割。

●配慮性
他のメンバーがイヤな気分にならない話の進め方、など。

実際にやってみると、ディスカッションの場では自然に役割分担されるものです。
ひとつ言えるのは、意見を言いやすい雰囲気を作れば、自分の意見も言いやすくなります。
自分の意見を押し通そうとするのではなく、他のメンバーはどう思っているのか、を常に意識しながら討議することで、メンバー間、面接官からの印象は格段にアップします。

面接でアピールしたいスキルとは

たとえば、自己PRでアルバイトの経験談がよく使われます。

就活生:コンビニエンスストアで責任者を任されてました。そのお店で一番売れている商品を分析し、棚の配置を変えたりして、売上げアップへの貢献をしました。
面接官:それはすごいですね!一番売れてる商品を分析するにはどんな方法があるのですか?
就活生:直近1週間で商品がどの程度売れたのかを見れるデータがあるので、それを参考に次の発注量を決めたりしています。

この話の流れで、面接官が物足りなさを感じている部分に気づきましたか?

答えは分析方法のくだりです。
ただデータ分析して商品の発注数を操作するのではなく、なぜこの商品が売れているのか? まで落とし込みます。
客層を分析したり、トレンドを調べたり。そうすると、お店の周辺環境も調査対象になります。

①古い家が多い ⇒ 高齢者のかたが多く住んでいる地域
②ビジネス街がある ⇒ サラリーマンやOLがランチを買いにくる
③大学や専門学校がある ⇒ トレンドに敏感な若者が客層の5割を占める  など

たとえば、①の場合、若者が好きそうなドリンクやお弁当を大量に発注しても売れませんよね。
高齢者が望んでいるものを調査して商品棚に陳列してみる、売れなければ別の商品で試してみる。
仕事上では「PDCAを回す」と言いますが、面接官としては、学生のうちからこのような思考性をもっている人材にキラリと光るものを感じます。

面接の種類は色々ありますが、共通しているのは「自主性」をチェックしている、という点です。
私も普段から心掛けていることになりますが、「自主的にやる」のが仕事、「受け身でやる」のが作業とよく言われます。
企業の存続には売上が必要になりますので、その成長に貢献できる人材(=自主性のある人材)であることを企業側にアピールする必要があるのです。

誰よりも努力した!と自負できることがあれば、ぜひ深く掘り下げる習慣をつけてみてください。

何度も面接するのはなぜ?

一次面接や二次面接では、現場のリーダークラスが面接官を務めることもありますし、
最終面接になると、役員や社長が面接官を務めることもあり、当然見られるポイントも違います。
できるだけ多くのキーマンに会わせることで入社後のギャップを減らし、一緒に働きたいと思える人材かどうかを見極めるため、企業は多くの時間を採用選考に費やしています。

まとめ

いかがでしたか?
相手を知り自分を知れば負ける戦はない、という意味の言葉で「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の兵法の一節があります。
面接を知り、ご自身がやりたいことが明確になっていれば自ずと苦手意識も克服できているのではないでしょうか。